同窓会会報 Vol.39より


同窓会の地域貢献コーナー

放送大学北海道同窓会
中根惠美子


 今年度もコロナ禍で連携NPO法人が清掃活動を制限され、10月17日の石狩市浜益区川下海岸の活動が最初で最後でした。参加者は放送大学、札幌学院大学、北海道大学、北海学園大学、北海道医療大学などの学生が46名、道民カレッジ生一般の方45名、小学生以下3才児8名合計99名 でした。5歳の女の子が「お魚を助ける!」と言いながら海岸に出ましたが「風が怖い」と言って早々にリタイアしていました。それほど風が強く20名でビーチコーミングをする予定は清掃活動に切り替わりました。時折あられが降り、風が強く海岸の砂が飛ぶ中、一心不乱にごみを拾っていました。早めに終了となりましたが、300kgのごみを拾いました。

 閉会後はスタッフが用意した豚汁に舌鼓をうちながら黙食をして昼食をとりました。食後は浜益温泉へバス移動し、汗と共に砂と塩を洗い流しました。露天風呂で温まりながら、初参加の感想を話している方がいました。「ひどいお天気だったけど、地球に貢献したー!って感じ。次が同じような天候でもまた参加したい。プラスチックを拾っていて色んなことを考えたわ」別の人が「家の中を見渡すとほとんどプラスチックだもね。なんちゅうことなく使って捨ててるし。これではだめだね」「中根さん!私たちどうしたらいいの?」中根「うーーーーーん。自然界にプラが排出されないよう慎重に扱うしかないよね。量り売りの物に切り替えるとか、買う時にプラスチックを使ってない商品を選ぶとかね。」もう一人が「買う時に選ぶのは難しいよね」などと湯あたりしそうになりながら話しました。個人個人がプラスチックについて気をつかうことと同時に、企業や国が本気を出さないと解決に向かわないなあと無力感。とはいえ「軒の雨だれ石をも穿つ」「牛の涎」と思いながら気を取り直し、来年も頑張ります!!


 浜益川下海岸は広い砂浜で、海岸の大部分に海浜植物のハマニンニクが生息しています。縦横に張り巡らされたその根で砂を掴み海岸の生態系を維持しています。砂の上を飛んでくる廃プラスチックをもがっちりキャッチしているので、海岸清掃は主にハマニンニクをかき分けながら、一つでも多くとゴミ拾いに精を出します。
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