第18回 放送大学研究発表会
11月3日(木・

☆盛況のうち終了しました!☆

 放送大学北海道の主要行事のひとつとして、毎年『研究発表会』が開催されています。2022年も放送大学北海道学習センターで大学院を修了された博士課程1名、修士課程3名の合計4名の方が、ご自身の研究成果を発表して下さいました。来年以降も継続開催、どなたでも参加できますのでぜひお越しください。
 学習センター所長の講演や、活発に行われている放送大学の大学院や卒業研究をぜひ味わってください。

どなたでも参加できます。Zoomで遠隔試聴可能

開催日時・場所

日時: 2022年11月3日(木・祝)終了しました
   12:20-17:00
会場:放送大学北海道学習センター6F 大講義室
(札幌市北区北17条西8丁目北大構内。予約不要です。直接お越し下さい。)

Zoom同時配信

※Zoomでも配信します。
(入退室自由。入室の際は下記のミーティングID・パスコードを入力願います)。
 ID:  938 7174 9884
 パスコード:  kenkyu


★記念講演★

「メディアの変化とコミュニケーション様式の変容」

講 師 山田義裕 氏
(放送大学北海道学習センター所長 )

【12:30~ 所長講演】この講演では、新しいメディアの誕生やメディアの発達がコミュニケーション様式をどのように変容させ、それが私たちの社会行動や人間関係、コミュニティのあり方にどのような影響を及ぼすのかについて考えます。講演は大きく二つのパートに分かれます。まず前半では、コミュニケーション基礎論として、認知科学の最近の研究を紹介しながら、人間のコミュニケーションの認知的特性について考えます。第2部では、社会科学的観点から近代から現在に至るまでのメディアの変化とそれに伴うコミュニケーション様式の変容について考えます。最後に、マスメディアからソーシャルメディアへの変化は私たちのコミュニケーション様式をどのように変容させ、更にそれが私たちの社会行動や人間関係、コミュニティのあり方にどのような影響を与えているのかを皆さんと一緒に考えます。

発表1「中年期既婚女性の挑戦」
-ミセス・コンテスト出場者における意識変化の経緯-

吉田 光穂子 氏

14:10~ 修士発表】中年期は、人生の折り返し地点であり、それまでとは異なる位置づけが必要となり、シフトチェンジを体験する時期である。特に女性は身体・心理・社会的にも変化を受け、否定的な意味合いを持つものと対峙することも起こる。また、女性が社会で活躍する場が広がったことにより、それまでの社会風潮とは異なり、役割にとらわれない個としての生き方が求められるようになっている。ミセス・コンテストに出場した中年期の既婚女性たちに注目し、出場に至る意識の変化や経緯を明らかにしながら、中年期における挑戦の意味について検討する。

発表2「柔道整復臨床における運動器疼痛症状の慢性化予防」
~心理的側面からの検討と対策~
小川 進 氏

14:40~ 博士発表】 医業類似行為者の一つである柔道整復師の臨床において,これまで全く注目されていなかった,患者の「心理社会的背景」に着目し,疼痛症状の長期化を予防するための一手段として患者への理解を深めること.また施術者-患者間での良好なコミュニケーションを図ることを博士課程での共通した課題として設定し,当該領域における心理社会的要因の存在を明らかにするとともに,具体的な対処方法を考案し検討した.


発表3「諸外国および日本の精神科家庭看護制度の研究」
―日本の精神科長期入院患者の「社会的入院」を解消するために―
月舘むつ子 氏

15:10~ 修士発表】 精神科長期「社会的入院」患者の退院後の地域の受け皿を増やすために,精神科家庭看護に注目する.諸外国の状況を知り,我が国の精神疾患をもつ当事者や家族の意見を聴き,現況と課題を明らかにするのが目的である.治安等の不安への諸外国の対応を合わせて見ていく.

発表4「北海道の小規模自治体におけるコミュニティ政策の比較検討について」 
~自治体政策における住民協働の効果~        

横山 翔 氏

15:40~ 修士発表】 北海道内の地方自治体では、過疎化、少子高齢化が進み、コミュニティの形成が難しい地域が増えてきている。過疎化や少子高齢化が進行し、町内会などのコミュニティの結びつきが弱くなっているので、その対策方法を検討することである。小規模自治体における集団らを活性化させるコミュニティ政策について検討を行った。コミュニティ政策の考察のために本稿で用いるコミュニティ政策の類型として、自治体主導型、住民協働型という2つの型を設定し、住民と自治体の協働の意義について論じた。コミュニティ政策を積極的に取り組んでいる自治体は、道内の同規模の人口の自治体と比較し、住民一人当たりの個人所得高いこと、住民アンケートにおける住民満足度が高いことが明らかにした。

【16:10~ 質疑応答】4名の発表後、16:10から16:55まで、全体の質疑応答の時間です。ぜひご参加下さい!


主 催:第18回放送大学研究発表会実行委員会 共 催:放送大学北海道学習センタ-

後 援:北海道教育委員会・札幌市教育委員会

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